大場教授退職記念最終講義に出席された皆様へのお礼

 私の退職記念最終講義(3月24日)に, お忙しい中, また遠路からご出席頂いた皆様に厚くお礼申し上げます.お集まり頂いた沢山の方々の中に当研究室OB, OGはじめ多くの懐かしいお顔を拝見し, 改めて私が関大で過ごした32年という歳月の長さを感じました.
  最終講義ではいつも通りの学部の講義のやり方を踏襲し, 卓上実験も含めながら『ヒトの身体で実際に起こっている流体力学的, 弾性力学的現象に力学や波動の普遍的な原理を当てはめてモデル化し, 基礎方程式を導き, それを解き, 実験や臨床結果と比較する.』という一般的, 正統的な方法によって完結させることができた例を5つ取り上げて1時間お話し致しました.
 一方で当研究室で日々の最前線の研究から今も生まれつつある先端的な研究成果には触れませんでした.これらの成果は半年後の9月10日から12日まで金沢大学で開催される日本機械学会年次大会の中で私自身が行う予定の流体工学部門の基調講演で取り上げたいと考えています.
 なお, 最終講義では出席者に2種類の配布資料をお渡ししました.1つは当日の講義のPowerPoint Slidesを印刷したもの, もう1つは関大先端科学技術推進機構ニュースに私自身が執筆したエッセイや巻頭言やトピックスの過去10年分を綴じたものです.後者は私が研究・教育の他に行なってきた活動を紹介するためのもので, 講義では触れませんでした.これらの配布資料を希望される方は下記宛先にご連絡下さい.郵送致します.
 では, 皆様のご健勝とご活躍, 当研究室の発展を祈念しつつお礼の言葉を閉じます.ありがとうございました.

2012(H24)年3月31日
     大 場 謙 吉

連絡先:関西大学先端科学技術推進機構3階
流体・弾性膜連成現象実験室
Tel.: 06-6368-0817, または06-6368-1121 ex.6717
e-mail: v802063kansai-u.ac.jp

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